めでたく赤ちゃんを授かったものの、赤ちゃんとの時間をどう過ごせばよいのか、また赤ちゃんが喜んでくれたり安心してくれたりするにはどうすればよいかなど悩みは尽きません。そんな新米ママやパパのためには、保育士の知識を持っているママの意見が役に立ちます。
保育士ママは、仕事でも私生活でも子どもと接する時間が長く、独自のノウハウを持っています。そんな保育士ママの知識を伝授してもらえれば、もっと赤ちゃんに近づくことができるはずです。
新米ママやパパの中には子供と接することが苦手という方もいますが、それは今まで赤ちゃんと接する機会がなかった方にとっては当たり前のことです。保育士ママが教える赤ちゃんとの接し方を試してみて、少しずつ赤ちゃんとの距離を縮めていきましょう。
ママやパパが抱っこしても泣き止まなくて困るということもあるでしょう。それでも子育てに慣れている方が抱っこをするとピタッと泣き止むこともあって、少なからずショックを受ける方もいるようです。しかし、最初から抱っこがうまい方はいませんから、少しずつ練習していきましょう。
抱っこしても泣き止まない時は、赤ちゃんの体を横にして抱っこしてみるのもひとつの方法です。二の腕で赤ちゃんの頭を支えるようにすれば腕も楽ですし、赤ちゃんも安心してくれます。また、ママやパパが屈伸して赤ちゃんに軽く振動を与えることで落ち着くこともあります。
また、家の中で泣いてしまった時は、外に出たり、窓のあるところに移動したりすると泣き止んでくれることがあります。外の景色が見えるなど目にする環境が変われば赤ちゃんの気分転換にもなります。
赤ちゃんは音楽や声などの音が大好きです。赤ちゃんを喜ばせたい時には、歌を歌ってみたり、音楽を聴かせてみたりするとよいでしょう。ママやパパの声を聞くことは赤ちゃんの脳を発達させるのに重要なプロセスですし、音楽を聴くことも赤ちゃんが喜ぶポイントのひとつです。
また、絵本を読み聞かせても喜んでくれます。絵本の絵は視覚的に楽しいだけではなく、そこにママやパパの声が聞こえてくると落ち着いてくれます。優しく赤ちゃんに語りかけるように読み聞かせてみましょう。
赤ちゃんのためにおもちゃを買ってあげることもあるでしょうが、赤ちゃんの好みに合わせたおもちゃで遊ばせてあげましょう。赤ちゃんと一緒におもちゃを買いに行って、興味を示したものを選ぶのがポイントです。
赤ちゃんを寝かしつけようとしても、なかなか寝てくれなかったり、夜に起き出してしまったりなど、寝かしつける際の悩みを持っているママやパパも多くいます。こんな時、どのようにすればおとなしく寝てくれるのでしょうか。
有効なのは、ボディタッチで赤ちゃんを安心させることです。赤ちゃんに優しくマッサージをしてあげると落ち着いてくれます。頭や額を撫でてあげれば赤ちゃんは自然と目を閉じますから、そのまま寝てしまうことが多いそうです。また、手のひらや足の裏を温めるようにマッサージをすると体が温まって寝つきがよくなるとのことです。
また、ママやパパの体温が伝わる位置で添い寝をしてあげると、赤ちゃんはその体温に安心します。さらに赤ちゃんに合わせて呼吸をすると安心感を得ることができて、寝つきやすくなります。
実際に自分の子供を育てながら保育士としても頑張る保育士ママには、大変なことがたくさんあります。保育士として職場に復帰しても、以前のように残業や持ち帰り作業ができなくなってしまいますから、職場には時短勤務をお願いすることになります。
職場によっては受け入れてくれますが、処理しなければならない書類も多く、その分を他の保育士さんに任せて時短で仕事を上がるのが心苦しいこともあります。そのバランスを考えながら働くことが大変なポイントと言えるでしょう。
ただし、ご主人や親の助けで子育てと仕事を両立させている保育士ママもたくさんいます。また、正社員として働くのではなく、パートで働くという方法で融通を利かせている方も多いようです。せっかくの保育士資格ですから、うまく生かせる方法で働きたいものです。