ベビーシッターの仕事は赤ちゃんや子供のお世話をすることです。寝かしつけや食事だけではなく、子供と一緒に遊んであげたり、勉強をみてあげたりと仕事のジャンルが幅広く、勤務先や保護者の依頼によっては子供が病気にかかった時の看病や、幼稚園や学校、学習塾までの送迎といった仕事もあります。子供と過ごすことが好きな人、子供のお世話が得意な人に向いていると言えるでしょう。勤務する場所も個人宅や商業施設の託児所、病院等と様々です。ここでは、ベビーシッターになるためにどうしたら良いのかについて紹介します。
ベビーシッターになるために必要な資格は特にありません。そのため、託児や保育関連の会社に勤めれば、誰でもベビーシッターとして働くことができるでしょう。しかし、就職をするにあたって実務経験のあるなしは影響してくるようです。また、国家資格はありませんが、社団法人や一般財団法人が主催する試験に合格し、認定資格を取得することは可能です。認定資格を取得するためには18歳以上であること、主催者指定のカリキュラムを修了することなど、主催者側が提示する条件を満たしている必要があります。認定資格を取ることで社会的な信頼を得られるため、仕事に就きやすくなったり、依頼主に安心感を与えられるようになったりといったメリットがあるようです。
ベビーシッターには国家資格がないので、必ずしも高校卒業後に四年制大学や短期大学へ進学をする必要はありません。しかし、ベビーシッターとしてのキャリアアップやプロとしての道を極めたいと考えるのであれば児童教育や幼児教育、児童心理学等、児童や幼児関連の科目を専攻できる四年制大学や短期大学、ベビーシッターの専門学校に進学すると良いでしょう。学校に通うことで専門的な知識を身につけることができますし、必要な科目を受講することで認定資格の取得もできるようです。また、保育士や幼稚園教諭といった資格を取得すると就職に有利になることもあるため、そうした資格を取得できる学部や学校を選ぶのも良いでしょう。更に、病気の子供の看病ができるなどの面から考えると、看護師の資格取得もおすすめです。そのためには、看護系の短期大学や四年制大学、看護専門学校に進学する必要があります。ただし、看護系の学校では基本的にベビーシッターの認定資格を取得することはできないため、学校に通いながら自分で取得すると良いでしょう。
ベビーシッターがお世話をする子供の年齢に制限はありませんが、目安として新生児から小学生までが対象です。そのため、赤ちゃんや子供が好きであること、面倒を見るのが得意であることが重要です。食事や排泄など、日常生活におけるお世話をきちんと行える能力が必要です。赤ちゃんが泣きやまない、子供がダダをこねるといった場面もあるので、根気強くあやすことができる忍耐力も必要です。また、一見安全な空間においても子供は誤飲や火傷などの事故につながる行動をする可能性があるため、子供から目を離さない、事故に繋がる要素を排除するといった几帳面さや責任感の強さも求められます。他にも、喫煙をしない、猫や犬などのアレルギーの原因となる動物を飼っていないといった面を重視されることもあるため、生活習慣を見直せる能力も必要です。
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