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◆放課後等デイサービスで働く人◆放課後等デイサービスは、管理者、児童発達支援管理責任者、指導員もしくは保育者のスタッフで構成し運営することが厚生労働省によって定められています。児童が10名以下の場合は指導員、保育者は2人以上、児童発達支援管理責任者は1人以上が必要になりますが、そのほかの業務に支障の出ない範囲で管理者を兼務することも可能です。管理者は施設全体をみながら、運営を把握していく役割があります。児童発達支援管理責任者は、施設を利用する障害のある児童とその保護者のニーズに個別に対応しながら、支援計画を提供します。またその支援がスムーズに行われるように管理や評価も行います。指導員、保育者は個別の支援計画をもとに、それぞれの児童の状況に対応しながら適切に支援を行う役割を担っています。保育士や教員、介護福祉士などの資格を持った人が、その経験や知識を活かしながら従事しています。 ◆放課後等デイサービスは障がいのある児童の成長を見守る場所◆放課後等デイサービスとは、放課後デイや児童デイサービスなどとも呼ばれていて、児童福祉法の一部改正によって創設された施設です。その主な目的は障害児支援のためですが、具体的な特徴などについてみていきます。 ◆放課後等サービスの事業内容とは?!◆放課後等デイサービスは、学齢期で通学中の障害のある児童が放課後や夏休みなどの休日に、自立した日常生活を送れるように、生活能力を向上させるための訓練を受けられる場を提供することを目的にしています。定員は10名ほどという小集団の中で、児童は家や学校以外の場で人とのかかわりを持ちながら、友人関係も築いていけます。障がいのある児童の学童という位置づけといえます。支援の内容は、自立支援や生活の向上のための児童の療育はもちろん、個々のニーズに沿って個別の支援計画を提案します。療育だけにとどまらず学習面やスポーツ、パソコンなどの指導教室が行われているところもあります。また、地域社会との交流や創作活動や余暇を楽しみながら社会性を身につけています。その他にも送迎や相談支援、請求業務などの事務的な役割も担っていて、児童だけでなくその家族のサポートも行っています。
キャリアフィールド株式会社
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◆放課後等児童デイサービスの事業所数はどのくらい?◆放課後等デイサービスの制度が開始されたのは2012年ですが、厚生労働省統計情報によりますと2016年時点で放課後等デイサービスは全国で5,267事業所が運営されています。その利用者数も年々増加の一途を辿っています。これは障害を持つ児童の保護者のニーズが高まり、必要性に対応していくために民間企業などの参入が増えてきたためです。今後も事業所数の増加が見込まれますが、最も大切なのは障害のある児童やその保護者のニーズに応えて、本来の目的である自立した生活や生活能力の向上を目指していくことです。療育やそれに関わるプログラムを行わずに、放課後や休日の預かりという点だけを重視した施設も存在します。厚生労働省が制定したガイドラインに沿って、療育やそれに伴う活動など施設の質を向上させていくことが必要になってきます。