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◆ベビーホテルとは◆認可外保育施設のうち、(1)午後8時以降の保育を行なう,(2) 宿泊を伴う保育を行なう,(3) 一時預かりの子供が利用児童の半数以上,のいずれかの条件を常時満たす施設。1970年代,夜間や休日などに就労する女性の需要にこたえ,都市部を中心に盛んに運営されるようになった。当初これらの保育施設には十分な法的規制が設けられておらず,乳幼児の死亡事故が続発し,保育士の不足や劣悪な保育環境,営利重視の経営姿勢などが報じられ社会問題となった。これをうけて 1980年厚生省がベビーホテル調査を実施し,1981年に一斉点検,指導を実施した。また同 1981年,児童福祉法が改正され,認可外保育施設への立入検査や報告徴収など,行政の指導監督が行なわれるようになった。今日,ベビーホテルには年 1回の立入検査が義務づけられている。2015年現在,全国の認可外保育施設約 8000ヵ所のうち約 1700ヵ所がベビーホテルであり,入所児童数は 3万人超。出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について
キャリアフィールド株式会社
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◆利用している子ども◆引き続き厚生労働省のデータによると、ベビーホテルに入所している子どもは、全国におよそ3万2000人(平成27年3月現在)。年齢別にみると0歳が全体の11パーセントを占めているほか、1歳から5歳まではいずれも20パーセント前後と、年齢別のひらきはさほどないようです。 また、施設によっては、両親が夜間働いている小学校入学後の学童を受け入れていることもあります。主に昼間に利用しつつ、必要に応じて深夜の利用をする子が8割以上を占めますが、中には夜間のみ利用する子や、24時間のほとんどを保育施設で過ごす子もいます。