<2020年3月25日更新>
みなさん。 病児保育事業 ってご存じですか?
地域の児童を対象に当該児童が発熱等の急な病気となった場合、病院・保育所等に付設された専用ス ペースにおいて看護師等が保育する事業、及び保育中に体調不良となった児童を保育所の医務室等において 看護師等が緊急的な対応等を行う事業
参考資料: 病児・病後児保育制度の概要 /厚生労働省
【1】 病児対応型・病後児対応型
病院・保育 所等に付設された専用スペース等において 看護師等が一時的に保育する事業 。 当面症状の急変は認められないが、病気 の回復期に至っていないことから(病後児の 場合は、病気の回復期であり)、集団保育が 困難であり、かつ保護者の勤務等の都合に より家庭で保育を行うことが困難な児童で あって、市町村が必要と認めたおおむね10 歳未満の児童
【2】 体調不良児対応型
保育中の体調不良児を一時的に預かるほ か、保育所入所児に対する保健的な対応や 地域の子育て家庭や妊産婦等に対する相 談支援を実施する事業 。 事業実施保育所に通所しており、保育中 に微熱を出すなど体調不良となった児童で あって、保護者が迎えに来るまでの間、緊 急的な対応を必要とする児童
【3】 非施設型(訪問型)
地域の病児・病後児について、看護師 等が保護者の自宅へ訪問し、一時的に 保育する事業 。 病児及び病後児
参考: 病児保育事業について /内閣府
病気やけがのため保育園や幼稚園、学校に通園・通学ができないお子さんを、一時的にお預かりする病児保育室。
病児保育室には看護師の 配置はもちろん、保育士も必要とされています。
病気と言っても、中にはとっても元気で遊びたくてうずうずしている
子どもがいます。 もちろん安静が必要な子どもたちも。
でもどちらも体調が全快でないことには変わりありません。
子どもたちの体調を気遣いながら、子どもたちが退屈しないように工夫してあげられる保育士は病児保育室でも重宝されている存在です。
さらに、全国病児保育協議会は、病児保育とは単に 子どもが病気のときに保護者に代わって子どもの世話をすることを意味しているわけではない。と述べています。
病気にかかっている子どもに子どもにとって最も重要な発達のニーズを満たしてあげるために、専門家集団(保育士・看護師・医師・栄養士等)によって保育と看護を行い、子どもの健康と幸福を守るためにあらゆる世話をすることをいいます。
全国病児保育協議会
ますます、病児保育にも保育士の存在が大切ですよね。
保育園では、37.5度以上の熱がある子どもは預かりができない。
という決まりがあります。
急な発熱で仕事を休まなければならなくなると、保護者も大変ですよね。しかも、子どもたちはまだまだ発達段階。ちょっとしたことで、37.5度に熱があがってしまうことはしばしばあると聞きます。
働く保護者のために、病児保育室が増えればとても助かると思いませんか?でも実際は、まだまだ数が足りていない現状です。
参照: なぜ病児保育は広がらないのか? /厚生労働省
病児保育は、病院と並列して設置されていることが多いです。
常に医師や看護師が近くいるので、保護者のかたもそこで働く保育士にとっても安心ですよね。
病児保育で働いてみたい…と思っていただけたら嬉しいです。