終身雇用にこだわらない働き方が注目されています。また、家庭の事情などで仕事を変わる可能性もあるかもしれませんね。そのとき、同じ系列の仕事に就くだけでなく、別の職種を探す人もいるのではないでしょうか。転職をするためにはタイミングも大切になります。資格や免許を持っていると転職に役立つこともあるかもしれません。そこで、転職の経験や回数について、成人男女100人を対象にアンケート調査を実施しました。
アンケートの結果、「0回」と答えた人が最も多く、全体の約3割になることがわかりました。
・今まで転職する必要性がなかったので、転職をしたことありません。(20代/女性/正社員)
・スキルも何もないので今の仕事にしがみついてやっていくしかないから。転職したら一時的にでも給料は下がることも考えられるため。(30代/男性/パート・アルバイト)
・現在の企業よりいい条件で勤められる企業を探せると思えないため。(40代/男性/正社員)
・転職したい!と感じるような状況に置かれたことがないため。状況が変われば積極的に転職を考えていきたい。(30代/男性/パート・アルバイト)
・就職後5年勤めて結婚を機に退職し、専業主婦になったため。再就職はしていません。(30代/女性/専業主婦(主夫))
転職経験を持たない人の中には、必要性を感じない人や、減収などへの不安を感じる人もいるようですね。現状に甘んじているとの声や、転職の可能性もあり得るという意見も寄せられています。寿退社して家庭に入ったとのコメントにもうなずけました。新たなステージを求めるためには、これまでの環境が大きく変わることもあり、今一歩踏み出せない傾向もみられるようです。また、勤務年数にもよりますが、仕事を覚えることに必死で、転職まで考える余裕がないのかもしれませんね。
アンケートの結果、「2回」に次いで「1回」「3回」「5回以上」「4回」の順となりました。
・違う仕事がしてみたくなって転職したが、結局同じ仕事に戻った。(20代/女性/専業主婦(主夫))
・実家の家業を継ぐ必要があったので、仕方なく転職しました。その1回だけです。(30代/男性/個人事業主)
・一度目は結婚のため、二度目は勤務先閉店のため、三度目は体調を崩したため転職をしました。(20代/女性/パート・アルバイト)
・正社員から派遣社員になり、在宅ワークを含めると、何度転職したことやら。(40代/女性/個人事業主)
・夫の転勤に伴って、家族で住み慣れた土地を離れて引っ越ししたから。(60代/女性/専業主婦(主夫))
前の仕事に戻った人(「2回」の回答者)、家業を継いだ人(「1回」の回答者)のほか、転職理由はそれぞれ異なる人(「3回」の回答者)もいるようです。転職により雇用形態が変わった人(「5回以上」の回答者)がいることもわかりました。配偶者の転勤にともない転職した体験談(「4回」の回答者)も寄せられています。結婚や引越しなど自己都合で転職するだけでなく、勤務先の都合により転職を余儀なくされる可能性も否定できないようですね。また、別の職種に就いてみて、改めて自分のやりたいことに気付いた人もいるのではないでしょうか。
アンケートの結果、転職経験を持たない人が最も多く、全体の約3割に達することがわかりました。また、二番目以降の回答者数(1~3回)を含めると、転職0~3回の人が回答者の約8割を占める点にも注目されます。転職に至った経緯や理由は人それぞれですが、結婚を機に退職して再就職をしていない人もいるようです。新たな仕事を始めるときは、これまでの経験があると有利なことも多いですよね。資格を活かせていない人は、自分に合う仕事を考え直すことも必要かもしれませんね。保育士の資格を持ちながら他の仕事に就いている人は、保育士への転職を検討してはいかがでしょうか。