<2020年1月10日更新>
あなたは保育園と幼稚園の違いを知っていますか? なんとなくわかるけど具体的にはわからない…。
そんな方も多いのではないでしょうか。
もう一度、改めて保育園と幼稚園の違いを見てみましょう!次の就職先・転職先は、保育園と幼稚園のどちらにしようか迷っているあなたも、これを知っておくと、次の職場を選ぶときのヒントになるかもしれません。
保育園は厚生労働省の管轄。預かる子どもの年齢は0歳児~小学校就学前
保育時間は7:30~18:00まで、給食は義務。
幼稚園は文部科学省の管轄。預かる子どもの年齢は3歳~小学校入学前。
保育時間は9時頃~14時頃、給食は任意。
保育士の役割は子どもたちの生活の補助や食事や排せつ、衣服の着脱、睡眠など基本的な生活習慣を身につけさせること。また、保護者対応や地域との交流、遊びを通して、心身の健やかな成長を手助けする。
幼稚園教諭の役割は子どもたちに教育をすること。幼稚園のカリキュラムは「幼稚園教育要領」や園ごとの教育方針にもとづいて作成している。また、活動前の準備や書類作成、送迎バスの天井業務、掃除などを行う。
出展: 幼稚園教育要領と保育所保育指針の関係/文部科学省
保育士
7:00 早番の場合出勤
7:15 時間外保育の子どもが登園
8:00 通常保育の子どもが登園
9:00 園児登園完了
9:30 朝の会、おやつの時間
10:00 クラスの活動
12:00 昼食(給食)
13:00 午睡
15:00おやつ
15:30 お帰りの会
16:00 自由遊び
16:30 順次降園
18:00 退勤
幼稚園教諭
7:00 早朝保育の子どもが登園、バスの添乗業務
9:00 園児登園完了
9:30 朝の会
10:00 クラスの活動、自由遊び
12:00 昼食(給食またはお弁当)
13:00 自由遊び、降園準備
14:00 降園、バスの添乗業務
14:30 反省会
15:00 預かり保育、事務業務、行事準備
17:00 預かり保育のお迎え
18:00 退勤 園により、早番・遅番勤務があるので出勤時間、退勤時間は異なります。
保育園と幼稚園では子どもたちの降園時間が異なる。
保育園は基本的に16:30が降園時間になっており、その後は19:00まで預かり保育を行う。また、預かる子どもの年齢も様々なので乳児であればミルクを飲ませたりトイレトレーニングをしている子どもにはこまめにトイレへ促したりと援助の仕方も都となる。
幼稚園では子どもたちが14:00~15:00前後で帰宅。一時預かりを行う園もあるが、その時間帯は臨時の職員やパートの職員が交代で預かる場合が多い。 子どもたちが降園した後は、翌日に向けて、教材の準備をしたり、行事前であれば行事の準備を行ったりします。また、書類業務などの事務作業も行う。
保育士 私立301,823円 公立303,113円
幼稚園 私立287,492円 公立378,356円
出典:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の 経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】
保育士と幼稚園教諭の月収を比較すると、現在は保育士の方が少し高いが私立と公立では月収が変化する。
保育士資格
保育士になるためには、厚生労働省の認定する保育士資格を取得しなければならない。
取得したら?
・公立保育園:各市区町村の採用試験を受験
・私立保育園:各保育園の採用試験を受験
相談所・学童保育・託児所・病院・児童福祉施設など保育園以外の就職先もある。
幼稚園教諭免許
下記の幼稚園教諭免許状(国家資格)の3種、いずれかが必要。
・専修(大学院の学位)
・1種(大学の学位)
取得したら?
・2種(短大の学位)
・公立幼稚園:各市区町村の採用試験を受験
・私立幼稚園:各幼稚園の採用試験を受験
今回、保育士と幼稚園教諭の仕事内容や資格の違いについて紹介しました。
どちらも、やりがいがあり一人ひとりの子どもにとってかけがえのない存在になれる魅力的な職業です。就職先や転職先を選ぶ際には自分にあった働き方や施設を選ぶといいかもしれません。