小学校に入学する前の子どもが集団生活を送る場所として「幼稚園」や「保育園」(保育所)は代表的存在ですよね。また、それらの場所で働く人として「幼稚園教諭」や「保育士」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。その一方で、幼稚園教諭と保育士の違いについてわからない人もいるかもしれません。そこで、幼稚園教諭と保育士の違いを説明できるかどうかについて、男女100人を対象にアンケートを取ってみました。
アンケートの結果、「同じだとは思いませんが、違いが説明できません」と答えた人が最も多く、回答者のちょうど半数を占めることがわかりました。
・どちらも同じような仕事をしているという認識で違いは説明できないから(30代/男性/会社員)
・良く分かりませんが、保育士は保育園で、幼稚園教諭は幼稚園で勤務するものなのかなと。合っている確証はないですが。(30代/女性/専業主婦)
・保育士は低年齢児童の託児も請け負っていたり、幼稚園は授業をしたりするので、先生の教育の部分から違ってきそうだと感じました。(20代/女性/学生)
・幼稚園教諭と保育士では資格が違うので、同じではないことは分かっていますが、具体的な違いについては知識が曖昧です。「幼稚園教諭」は教育するための資格で、「保育士」は子供の保育をするための資格だと思います。(40代/女性/自由業・フリーランス)
アンケートの結果、「はい。明確に説明できます」に次いで「違いがわかりません」の順となりました。
・幼稚園は文部省管轄。教員免許を持つ先生がいる教育機関で、三歳から通えて教育が受けられる。預かってくれる時間は朝からお昼過ぎまで。給食制度は任意。保育園は厚生労管轄。免許を持つ保育士がいて、0歳からの子供の面倒を見てくれる。預かってくれる時間は夕方まで。給食制度は義務。(40代/女性/その他専門職)
・幼稚園教諭は教師であり、保育士は国家資格ではありますが、教師ではありません。(40代/女性/パートアルバイト)
・保育士は面倒を見てくれる先生たちで教諭と着くにはお勉強を教えてくれるのかな(30代/女性/パートアルバイト)
・業務内容はほとんど同じだと思うので、違いが全くわかりません。(20代/男性/会社員)
アンケートの結果、幼稚園教諭と保育士の違いについて「同じとは思いませんが、違いが説明できません」と答えた人が最も多く、回答者の50%に達することがわかりました。ただし、回答の中には、幼稚園教諭と保育士の特徴に触れる意見もみられます。一方、幼稚園教諭と保育士、それぞれについて明確に把握している人のコメントには、より具体的な内容が多いと言えるようです。また、幼稚園教諭は幼稚園、保育士は保育園で働くとの考え方にも注目されました。なお、保育士の勤務先には、保育園以外にも児童養護施設などの「児童福祉施設」が対象になります。そのため、保育士の仕事に興味がある人は保育士資格取得を目指してはいかがでしょうか。