<2019年12月19日更新>
12/8 (日)、 神奈川県保育士試験、後期の実技試験が行われました。合格者には通知書が送付され、申請を行うと地域限定保育士証が交付され、晴れて地域限定保育士となります。
待機児童解消と保育人材の確保を図るため、新たにうまれたのが「地域限定保育士(正式名称:国家戦略特別区域限定保育士)」です。
これにより試験の回数が増え、受験者にとって資格取得の機会が増えるというメリットがもたらされました。現在、通常の保育士試験も年2回実施されており、最大で年3回の受験機会があり、2018年度(平成30年年度)は19,483名が保育士資格を取得しました(通常の保育士試験受験者も含む)。
地域限定保育士と通常の保育士には、次のような違いがあります。
・通常の保育士試験ではなく、別途実施される地域限定保育士試験への合格で取得できる資格
・地域限定保育士として登録後、3年間は特区区域内のみで保育士として働くことができる(※受験した自治体で保育士として就業しなかった場合でも、登録後3年経過すれば全国で保育士として働くことが可能)
地域限定保育士試験を実施している自治体は、年度ごとに変わっているのでチェックが必要です。
2015年度(平成27年度) 神奈川県・大阪府・沖縄県・千葉県(成田市)
2016年度(平成28年度) 大阪府・宮城県(仙台市)
2017年度(平成29年度) 神奈川県・大阪府
2018年度(平成30年度) 神奈川県・大阪府
2019年度(平成31年度/令和元年度) 神奈川県・大阪府
なお、2020年度(令和2年度)の地域限定保育士試験の有無は現時点では未定のようです。神奈川県は実施の場合、令和2年2月中旬以降に県のホームページで発表される予定です。
また、地域限定保育士試験はどの地域にお住いの方でも受験可能です。
地域限定保育士試験は、通常の保育士試験と同様の内容のため、勉強内容は同じです。
以下が保育士試験科目です。
〈筆記試験科目〉
・保育原理
・教育原理
・社会的養護
・児童家庭福祉(令和2年より「子ども家庭福祉」に名称変更)
・社会福祉
・保育の心理学
・子どもの保健
・子どもの食と栄養
・保育実習理論
〈実技試験分野〉
・音楽表現に関する技術
・造形表現に関する技術
・言語表現に関する技術(令和2年より名称変更)
保育士試験の合格率は21.6%(平成29年)。独学で勉強する方法には、通信教材や市販の対策本、通信講座などがあります。また、ココキャリ・アカデミーでは、保育士を目指す方の勉強をサポート!講師の先生から学べるので短期間での合格も目指せます。「やっぱり保育士になりたい!」そんな思いを持つ方はぜひご連絡ください♪
資格を取得する機会が増えた地域限定保育士試験。受験チャンスが増えたことで、保育士を目指す方が増えたらいいですね。受験を考えていた方は、来年度の試験の動向をチェックしてみてはいかがでしょうか。