訪問した家庭で子供のお世話をしながら、英語の楽しさも伝えられるという英語ベビーシッターの仕事に注目が集まっています。子供が好きで英語力も生かしたいという人にとっては非常におすすめです。ここでは英語ベビーシッターになる方法や、仕事内容を紹介します。
ベビーシッターは、仕事をはじめさまざまな事情で保育できないお母さんのかわりに、子供のお世話をする仕事です。子どもと一緒に遊んだり食事をしたりして時間を過ごします。月齢の小さいお子さんであれば、おむつの交換や入浴補助を行うこともあるでしょう。英語ベビーシッターは、このようなベビーシッターの仕事を英語で行います。基本的に、お世話をしている間は日本語を使うことはなく優しい英語を使いわかりやすく表現します。国際化が進み英語教育に熱心な家庭が増えるなか、英語ベビーシッターのニーズは今後も増加するでしょう。英語ベビーシッターのシステムであれば、定期的に生活の中で英語に触れることができるので、効果的と考える保護者も多いのです。簡単な自己紹介、食事の際の表現、喜びや感謝の表現など日常生活の中で触れられる英語は、子供の耳に残りやすく習得しやすいと考えられます。
上記のように英語ベビーシッターは、子供のお世話をしている間は日本語を使いません。優しい英語やジェスチャーを使ってわかりやすく話しかけていきます。外国人の英語ベビーシッターもいますが、日本人で留学経験のある人や帰国子女というベビーシッターもいます。子供の負担を考え、日本人の英語ベビーシッターを指定するという保護者もいます。いずれにしても、自然に英語に触れられる方法としては非常に注目されている仕事です。もちろん、英語を話すだけではベビーシッターとしての役割を果たせませんので、子供に安心感を与えてきちんとお世話をするということが大前提です。始めは子供との関係性を作ることを大事に仕事に取り組むことになります。そのうえで、会社によっては英語で絵本を読んだり、英語の歌を歌ったりと独自のカリキュラムを取り入れているところもあります。公園での外遊びやお散歩などすべてが英語なので、慣れの早い子供であれば成長ぶりを実感することもあるでしょう。そのことが仕事をするうえでの十分なやりがいにつながります。保護者に代わり丁寧な保育をすることと一緒に英語を楽しむこと、この2つを叶える仕事といえるでしょう。この英語ベビーシッターの仕事は、さまざまなレベルの英語習得者が登録していることから、子供の英語のレベルに合わせて担当を代えてもらうというケースもあるようです。子供が好きで英語力も生かしたいと考える人にとっては非常にやりがいのある仕事といえます。
特別に英語ベビーシッターの資格があるわけではありません。まずは、英語ベビーシッターのサービスを行っている会社を調べてみましょう。一般的にはその会社に登録後、各家庭に派遣されるという形になります。徐々にニーズは増加傾向にあるものの会社は限られてくるので、東京都内や近郊での勤務になることが多いようです。もし、ベビーシッターの経験を積んでいる方であれば、ベビーシッターのマッチングサイトや掲示板などで、自分の特技として英語をアピールして、お客様になってくれる方を探すという方法もあります。その際、TOEICやTOEFLの点数は、英語力をアピールする手段として有効といえます。働き方はさまざまですが、子どものお世話を丁寧に取り組めるかどうかという点は非常に重要なので、ベビーシッターとしてあらかじめ経験を積んでおくという方法も大切だと言えるでしょう。