回答結果を見ると幼稚園が約7割、保育園が約3割という結果になりました。しかし、内訳をみてみると幼稚園で育ったという人は40代以上が多い一方で、保育園で育ったという人の割合は30代以下が多かったです。この結果からやはり核家族化や女性の社会進出によって保育園を利用する人の割合は増加傾向にあるといえるのではないでしょうか。
また、幼稚園を選ぶ若い世代は教育内容を重視する傾向にあるようです。少子高齢化が進んでいる現在では幼稚園に求めるハードルが今後も高くなっていくかもしれません。
100人にアンケートを取ってみたところ、幼稚園が71人という結果となりました。
・自分が幼かった頃、当時はそもそも保育園なるものがなく、幼稚園しかなかった時代なので。(50代/男性/専業主夫)
・当時は、幼稚園で過ごすことが一般的だったからです。保育園は少なかったです。(40代/男性/自由業・フリーランス)
・母親が専業主婦なので保育園に入れることができなかったからです(40代/男性/会社員)
・英語や算数の教育が充実している幼稚園を親が見つけて通わせてくれたから。(20代/男性/学生)
40代、50代ぐらいまでは専業主婦の割合が多かったのか、幼稚園で育ったという人が多かったです。また、50代以上の方についてはそもそも保育園自体がなかったという人もおり、保育園の整備についてもまだそれほど急な課題として認識されていない時代だったのではないでしょうか。一方で若い世代に多かったのが、幼稚園を選んで入園したと回答した人です。同じ幼稚園でもより教育内容が充実している幼稚園を選ぶ時代になっているのかもしれません。
幼稚園の71人に対して、保育園で育ったと回答した人は29人という結果となりました。
・私の両親はともに会社員でフルタイム働いており、夕方過ぎまで仕事なので保育園で朝から夕方まで預けられました。非常にいい思い出も多いです。楽しく過ごせました。(30代/男性/会社員)
・母が私が生まれる前から看護師をしていたので、乳児より卒園まで保育園でした。(20代/女性/学生)
・田舎の農業地帯で育ち、町内に幼稚園はなく保育園しかなかったため。(50代/女性/自由業・フリーランス)
・近くに1箇所しかなかったからだと思います。近所の子どもはみんなそこに通っていたし、他の選択肢はありませんでした。(40代/女性/契約派遣社員)
保育園で育ったという回答で最も多かったのは、やはり「両親が共働きだから」という理由でした。幼稚園で育った人と比べると20代、30代の比較的若い世代が多く、これは専業主婦の割合が低下しているということではないでしょうか。また、40代、50代の人に多かったのが近くに保育園しかなかったからという理由です。核家族化がそれほど進んでいなかったからなのか、この年代においては幼稚園や保育園といった施設の整備があまり進んでいなかったのかもしれません。
回答結果を見ると幼稚園が約7割、保育園が約3割という結果になりました。しかし、内訳をみてみると幼稚園で育ったという人は40代以上が多い一方で、保育園で育ったという人の割合は30代以下が多かったです。この結果からやはり核家族化や女性の社会進出によって保育園を利用する人の割合は増加傾向にあるといえるのではないでしょうか。
また、幼稚園を選ぶ若い世代は教育内容を重視する傾向にあるようです。少子高齢化が進んでいる現在では幼稚園に求めるハードルが今後も高くなっていくかもしれません。